新年あけましておめでとうございます。
掲載日:2011.01.01
新年あけましておめでとうございます。
日頃より北海道平和運動フォーラムがすすめる護憲、反戦・平和、脱原発の運動にご理解とご協力を頂いていることに対し深く感謝申し上げます。
2010年の運動は、泊原発3号機においては「新たな活断層問題」を追及する中でのプルサーマル計画撤回のたたかいや幌延の「深地層研究所計画」における核廃棄物の最終処分地とさせないたたかい、さらには「沖縄の負担軽減」を口実に年々拡大する米海兵隊矢臼別移転訓練や在日米軍再編に伴う米空軍戦闘機訓練移転の中止を求めるたたかいなどをすすめてきました。
しかし、尖閣諸島問題を契機として偏狭なナショナリズムを煽る動きや北朝鮮の延坪島砲撃を口実とした日米合同演習は、圧倒的な軍事力による威圧であり、東北アジアの安定を崩壊させる危険性があります。さらには、中国などの「脅威」に対抗するとして「動的防衛力」という新たな概念を打ち出した「新防衛計画の大綱」は、平和国家の基礎を揺るがせるものであり、憲法違反といわざるを得ません。
また、「もんじゅ」や六ヶ所村再処理工場などの相次ぐトラブルによって、国の「核燃料サイクル」自体が破綻しているにもかかわらず、国は、11月に泊原発3号機のプルサーマル計画を正式許可するとともに、12月には国内で4基目となる福井県・高浜原発3号機におけるプルサーマル発電を強行しました。
私たちは、「武力で平和はつくれない!」「核と人類の共存はあり得ない」にもとづき平和・環境・人権を重視する政策の実現を求めていかなければなりません。核も戦争もない未来と世界をめざして、平和憲法を守り生かす運動を大きく前進させるため、ともにがんばりましょう。