報告 ミサイル・フリゲート艦「ルーベン・ジェームズ」の苫小牧港寄港を許可しないよう求める申し入れ
掲載日:2008.10.30
北海道平和運動フォーラム、日胆フォーラムは、10月30日に苫小牧市を訪れ、11月21日にミサイル・フリゲート艦「ルーベン・ジェームズ」が苫小牧港へ寄港したいと打診されている件について、「寄港を許可しないよう求める」申し入れを行いました。
苫小牧市側は、企画調整部が対応、フォーラム側は、山田代表、瀧本事務局長、日胆フォーラムの松坂代表・小林事務局長が出席しました。
冒頭、山田代表が、要請書(別紙の通り)を手渡し、ヨーロッパなどでは、訓練区域の見直しをさせるなど、当然のように米軍に対して要求し、認めさせている。アメリカに対して何も言えないでは済まされない。私たちが何かを遠慮せざるを得ない状況下で、友好親善と言えるのか。是非とも米国に対して、強い姿勢で対応して欲しい。また、非核三原則を国是としている日本に来るのだから、核兵器は当然持ち込むはずがないという国の詭弁を許してはならない。商業港に核はいらない。米軍に対して寄港を許可しないよう求めました。
さらに日胆フォーラムの松坂代表は、アメリカは、イラク戦争やアフガニスタンなど戦時下の状況になっている。そのような状況で米海軍の艦船が核兵器を搭載しているのは当然である。そのような軍艦を、民間港に入れても良いのかと市の姿勢を質しました。
これに対して市からは、現在、外務省及び在札米国総領事館に核兵器搭載の有無については照会をしているところではあるが、申し入れに対しては市長とも相談して後日文書にて正式に回答を行いたい旨、了解して欲しいとの要請がありました。
このことから、早急に市としての態度を明確にすること、全国の港湾を抱える自治体が苫小牧市の動向・判断に注目していることから毅然とした態度で、寄港を拒否するよう訴えて申し入れを終えました。