報告 東アジアの平和を考える 李在禎氏講演会


掲載日:2010.06.22

日本の韓国併合(1910年)から100年にあたる今年、日本の植民地支配が朝鮮半島に及ぼした影響や私たちが果たすべき役割について学ぶため、6月18日に日本聖公会札幌キリスト教会で、「東アジアの平和を考える 李在禎(イジェジョン)氏講演会」を開催しました。

李在禎さんは「東アジアの平和と韓半島の未来」と題して講演。その中で、「今年は国恥(韓国併合)100年という特別な年。単純に日本が韓国を強制的に制御しただけの話ではない。19世紀からの日本、中国、ロシア、アメリカの国際的な複雑なたたかいが背景にあり、覇権主義の結果として日韓併合という表向きの結果がある。」と話しました。
また、戦後これまでの経過を話したうえで、今後、東アジア全体的にどのような平和体制をつくっていくか考えた時、地域中心型で覇権主義から脱皮し、共同の安保を保障する〝東アジア平和協定〟を結ぶことが意義あることだと提言し、日本の民主党政権に期待をよせました。
講演後、道フォーラム山田代表が閉会挨拶を行いました。
主催は東アジアの平和を考える・李在禎氏のお話を聴く会、300名が参加。