報告 不戦の日!8・15北海道集会


掲載日:2010.08.17

8月15日午前10時から札幌市内かでる2.7において、「不戦の日!8・15北海道集会」を北海道平和運動フォーラムと戦後60年・北海道行動実行委員会の主催で開催しました。150名の参加。

集会では、主催団体を代表して北海道平和運動フォーラムの江本秀春代表が挨拶を行いました。江本代表は「太平洋戦争が終わって65年が経過し戦争体験者が非常に減ってきて、戦争そのもの、恐怖そのものが風化していくことは非常に危険なことだ。加えて今、世の中は雇用の不安や貧困、経済の格差等に目を奪われがちだが、やはり平和なくして、私たちの幸せな生活も何もないということを考えてみる必要がある。また今年から「国民投票法」が施行され、「改憲」ついてスイッチが入った状態。私たちは9条を含めた「改憲」の問題について注意深く運動を展開していかなければならない」と述べました。

次に、ドキュメンタリー映画監督の藤本幸久さんとジャーナリスト・映画プロデューサーの影山あさ子さんが「辺野古を考える-戦争のない時代を築くために撮る-」と題して、映像を使って講演を行いました。
藤本さんは「65年前に、日本とアメリカは戦争をしたが、その後は全く違う道を歩んできた。日本は戦後平和憲法をもって戦争はしないと生きてきた。それに対しアメリカは正義の戦争、必要な戦争があるといい、今も、イラクやアフガニスタンで続けている。そのアメリカと日本が本当にこのまま軍事的に深い関係をもって一体化していっていいのだろうか」と述べました。また辺野古の住民反対運動の映像も上映し「辺野古・普天間のことは沖縄だけの問題ではなく、私たちの将来の問題。戦争を続けていくアメリカと一緒の道を歩むか、そうでない道を行くのか大きな分かれ道になる」と話しました。

続いて、韓国併合100年、日米安保条約改訂50年の節目の年にあたり、アジア諸国の人々と正しい歴史認識を共有し、国際社会からより高い信頼を得るために努力し、また、日本を「かつて来た道」へと導くことを許さないとする集会アピールを採択し、最後に、道フォーラムの山田代表が閉会挨拶を行い終了しました。