報告 日米共同訓練の中止を求める要請
掲載日:2010.10.28
北海道平和運動フォーラムは10月28日、道北ブロック協議会、札幌平和運動フォーラムとともに、11月2日から11日にかけて実施される「日米共同訓練」の中止を求める申し入れを行いました。
今回の訓練には、陸自から第2師団第26普通科連隊基幹(留萌)約450名と、米陸軍からは第1-138歩兵大隊基幹約280名(ミズーリ州)が参加し、それぞれの指揮系統に従い、射撃訓練や戦闘訓練、一連の部隊行動を行うとしています。
山田代表は、北海道においては、千歳基地移転訓練等による爆音・騒音被害や本年5月の在沖縄米海兵隊の矢臼別移転実弾演習における5度の火災などによって、道民の不安は増大していることや、訓練の指揮系統が実質、米軍のもとにあることなどについて厳しく追及しました。
これに対して、北海道防衛局は「要請内容については当局へ正式に伝える」としたものの、「着実かつ確実な共同訓練は必要である」との姿勢を示したため、あらためて「訓練の中止」を要請しました。