11月の総がかり行動を実施しました。
掲載日:2017.11.21
戦争をさせない北海道委員会主催の11.19「戦争をさせない北海道委員会」総がかり行動が、真冬並みの猛吹雪の中、11月19日(日)午前11時から大通公園西4丁目で300人の参加により開催された。
主催者挨拶で、北海道平和運動フォーラムの難波優事務局長は、「総選挙後初の総がかり行動。この間培ってきた戦争法など幅広い共闘が、「野党共闘」につながった。これからが正念場のたたかい、「今たたかわずして、いつたたかうのか」最後の最後まで、ともにがんばりましょう。」と挨拶した。
続いて、黒澤幸一北海道憲法共同センター代表から、「逆立ちした政治を変えていくには、大きな声を上げ続けることが大切。先の選挙で、毎月の行動、共闘があったからこそ北海道から8名の候補者当選が叶った。引き続き、札幌から声を上げ続けよう。」と訴えた。
また、清末愛砂室蘭工業大学大学院准教授からは「自衛の名の下で行われた侵略戦争から学びとり、非暴力による平和構築を目指すことにした1946年の選択を全否定し、自衛隊を憲法上の組織として公然化することで、憲法の中に国防・安全保障条項を持つことを選ぶということ。私たちは国防や安全保障という名の軍事主義と共存することは一切できません。忘却は軍事主義の台頭と強化を生みだし、民衆に対する抑圧と犠牲を再び生む。」と訴えた。
最後に、岩本一郎北星学園大学教授は、「自分にとって大好きな車があるとする。長年乗り続けていたいが、エンジンも劣化し、タイヤも減る。自身でメンテナンスして乗っているところに他者が来て、直してやろうと、大砲をつけ、タイヤの代わりにキャタピラを履かせようと。今ある日本国憲法は平和条項。自衛隊が3項、あるいは9条2項に付け加えられるとするならば、それはもう平和条項ではなく、戦争条項になるということ。それは絶対許してはならない。我々は、そのためにここに集まっている。多くの市民と連帯し、9条を守らねばならない。共にがんばりましょう。」と訴え、終了した。
なお、悪天候・悪路のためデモパレードは中止とした。