報告 陸上自衛隊第一空挺団の「北方積雪地演習」反対!「全道・十勝抗議行動」


掲載日:2011.01.18

北海道平和運動フォーラム・平和運動フォーラム十勝ブロック協議会・連合十勝は、1月17日(月)、陸上自衛隊第一空挺団の「北方積雪地演習」反対!「全道・十勝抗議行動」を展開し、十勝ブロックを中心に全道各地から約100名が参加しました。

この演習は、陸上自衛隊第一空挺団(千葉県船橋市習志野駐屯地)が、積雪地における空挺降下訓練及びスキー訓練を十勝飛行場(陸上自衛隊第5旅団)から輸送機及びヘリコプターにより空中機動した後、芽室町上美生の民有地と鹿追町営乳牛育成牧場に「パラシュート降下」するもので、今年で3年連続3回目の実施となります。

早朝から芽室町の「嵐山スキー場」に集合し、バスで降下訓練地である上美生民有地に移動し「抗議行動」の準備を行いましたが、午前8時30分からの「抗議行動」開始直前に天候の影響により「パラシュート降下訓練」は中止となり、スキー訓練のみの実施となることが明らかとなったため、「抗議集会」を開催しました。

「抗議集会」では、主催団体を代表して道フォーラム山田代表より「新防衛計画大綱により『動的防衛力』という考えが示された中で、防衛大臣直轄の専門部隊である第一空挺団が『先制攻撃』とも言える空からの制圧を想定した訓練を実施することは、専守防衛を目的とする自衛隊の任務から逸脱するものであり、断じて容認できない」と抗議の挨拶を行いました。また、「自衛隊の基地内でできる訓練が民有地内で実施されることは、有事の際の『国民保護法』を想定した地ならしにつながるものである」との抗議の連帯の挨拶が行われました。