報告 米海軍第7艦隊イージス艦「フィッツジェラルド」小樽港入港を許可しないよう求める申し入れ
掲載日:2011.01.21
道平和フォーラムは1月19日(水)、小樽市に対して、米海軍第7艦隊イージス艦「フィッツジェラルド」の小樽港入港を許可しないよう申し入れを行いました。
これは、米軍側から「フィッツジェラルド」の2月5日から9日までの間の寄港について、小樽海上保安部を通して小樽市に対して要請があったことから行ったもの。道平和フォーラムからは山田代表と南部副代表が参加。小樽市側は総務部次長、課長、係長が対応しました。
山田代表は、小樽市として「フィッツジェラルド」の入港を許可しないよう求めるとともに、政府に対しても、強引に米軍艦船を日本の民間港に入港させないことを申し入れるよう要求しました。また、「申し入れ書」にある①入港許可はあくまでも小樽市長の判断・権限であることを、政府・外務省及び米国に対して明らかにすること、②政府・外務省が入港許可を求めてきた場合、核兵器不搭載の確認を求めること。その際、「事前協議がないので核持込みはない」等の回答は認められるものではなく、文書による核兵器不搭載の証明を求めることについて、市側の具体的な対応を求めました。
これに対して、小樽市は「安全性、商業港、核密約問題の3つの課題がある。バース会議(21日)の結果や外務省・米総領事館に(核兵器搭載の有無についての)回答を求めている。それらを総合的に踏まえて判断していく。本日の申し入れは市長にしっかり伝える」と回答しました。
最後に、道平和フォーラムから、「自治体が管理する商業港に軍艦を入港させることは問題であり、米国側にも十分理解してもらわなければならない。申し入れ内容を十分踏まえて判断していただきたい」と述べ申し入れを終了しました。