報告 米海軍ミサイル駆逐艦「グリッドレイ」苫小牧港入港を許可しないよう求める申し入れ


掲載日:2011.01.25

北海道平和運動フォーラムと平和運動フォーラム日胆地域協議会(小林広樹代表)は1月24日(月)、苫小牧市に対して、米海軍ミサイル駆逐艦「グリッドレイ」の苫小牧港入港を許可しないよう申し入れを行いました。
これは、米軍側から苫小牧市に対して、「グリッドレイ」の2月5日から9日までの間の寄港要請があったことから行ったもの。

山田道平和フォーラム代表は「申し入れ書」を手交し、①市民の平和と安全を守る観点から、「グリッドレイ」の入港を許可しないこと、②「日米地位協定第5条」は通告だけで自由に入港できるものではなく、入港許可はあくまでも市長の判断・権限であること、②核兵器不搭載の確認を求めること。その際、「事前協議がないので核持込みはない」等の回答は認められるものではなく、文書による核兵器不搭載の証明を求めることを要請しました。
対応した苫小牧市副市長は、「申し入れについては市長に伝えたい」としたうえで、「核搭載の有無については、外務省・米総領事館に確認中である。苫小牧港は商業港であり、現在、混雑具合についてバース会議で調整中である。こうした結果を踏まえ、総合的判断のうえ、市長が最終決定する」と回答しました。
苫小牧港への米艦船の寄港要請は、2008年8月に米海軍ミサイルフリゲート艦「フォード」が、10月には同「ルーベン・ジェームズ」があり市側は受け入れを許可しましたが、いずれも米軍側の都合で入港しませんでした。

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