7.19「戦争をさせない北海道委員会」総がかり行動を実施しました!


掲載日:2016.07.19

戦争をさせない北海道委員会は、7月19日18時から札幌市大通公園西4丁目広場にて「戦争をさせない北海道委員会」総がかり行動を実施しました。500人が参加して、戦争法の廃止に向け、粘り強く行動を続けていくと決意を固めあった。

「戦争法は今すぐ廃止!」と沿道の市民へアピールするデモパレード参加者

「戦争法は今すぐ廃止!」と沿道の市民へアピールするデモパレード参加者

主催者挨拶で、北海道平和運動フォーラムの長田秀樹・代表は、「残念ながら、参院選、改憲勢力が、3分の2を許す結果となった。安倍首相は選挙中、経済政策優先だと言い、選挙が終わると次の臨時国会で憲法調査会において、どの条文をどのように変えていくか議論を進めたいと。目指すは自民党憲法改正草案のいわゆる9条改悪。これは明らかだ。こうした流れを断じて許すことは出来ない」と訴えました。また「安保法・戦争法の成立によって駆け付け警護など新たな任務が加わった。現在の派遣では新任務は実施しないと言っているが、実際その場面に立った時、アメリカが日本に後方支援を頼んできたら、出来ないと言えるのだろうか。法的には可能な状況になっている。自衛隊員が紛争の当事者に巻き込まれることは明らかだ。何としても戦争法の実働化を阻止していこう」と挨拶しました。

主催者を代表してあいさつする長田・道平和フォーラム代表

主催者を代表してあいさつする長田・道平和フォーラム代表

次に、北海道憲法共同センターの黒澤幸一・代表が、「色んな世論調査結果が参院選を巡って出ているが、注目したのは、北海道の中でも特に札幌は憲法で今回の投票先を選んだという人が26%。私たちが続けてきた19日行動、2000万人署名の取り組みなどが札幌市民の皆さんに届いた結果では。そして札幌では、そうした訴えを行った候補に多くの票が集まった。憲法9条を絶対に変えさせない闘いを更に大きくしていく必要がある。共闘を拡げていこう」と訴えた。

「憲法9条を絶対に変えさせない闘いを更に大きく」と訴える北海道憲法共同センターの黒澤代表

「憲法9条を絶対に変えさせない闘いを更に大きく」と訴える黒澤・北海道憲法共同センター代表

次に、今般の参議院選挙で議席を守った徳永エリ・参議院議員が、「皆さんと共に闘った第24回参議院通常選挙、皆様の力で勝利を収めることができた。安保法制、絶対に廃止に追い込む。私たちの権利を守ってきた日本国憲法を、安倍政権下では絶対に改正させない。暮らしと命と平和を守り、子どもたち、孫たちに安心と平和をしっかり繋いでいくんだという皆さんの強い思いが結果に結びついた」と述べた。

「私たちの権利を守ってきた日本国憲法を、絶対に改正させない」と訴える徳永エリ参議

「私たちの権利を守ってきた日本国憲法を、絶対に改正させない」と訴える徳永エリ参議

次に、室蘭工業大学大学院准教授の清末愛砂さんが、「決戦。本日のアピールの前に、私はこの言葉を使います。本当に決戦の時がやってきた。いかなることがあっても敗北するわけにはいかない闘い。それは人権、生命を賭けた闘いだから。今、目の前に2つの選択肢がある。抵抗せず改憲を受け入れるのか、そうさせない運動を展開するのか。黙認したら結果は一つ、敗北。成功したら、厳しい道のりがあるとはいえ、勝利の可能性は残る。私は後者を選ぶ。共にがんばりましょう」と訴えた。

「本当に決戦の時がやってきた」と訴える清末・室蘭工業大学大学院准教授

「本当に決戦の時がやってきた」と訴える清末・室蘭工業大学大学院准教授

最後に、北星学園大学教授の岩本一郎さんが、「唯一の戦争被爆国である日本は、どの国よりも先んじて、オバマ大統領が示した核兵器廃絶への第一歩に賛意を示すべきではないのか。日本政府の対応は、日本国憲法の平和主義を大きく傷つけるもの。カナダの政治家・平和活動家のダグラス・ロッヂの言葉で『核兵器は21世紀の奴隷制である。アルマゲドン、最終戦争の脅威によって核兵器は人類を奴隷にしている』がある。現代の奴隷制から逃れるためには、私たち人類は何としても核兵器を廃絶せねばならない。核の傘だとか、抑止力だとか、寝ぼけたことを十年一日の如き言い募る政治や官僚に今こそNoの声を。当然戦争法にもNoの声を。私たちが絶えず自由を求めるのであれば、必ず勝利する」と訴えました。

「戦争法にNoの声を。私たちが絶えず自由を求めるのであれば、必ず勝利する」と述べる岩本・北星学園大学教授

「戦争法にNoの声を。私たちが絶えず自由を求めるのであれば、必ず勝利する」と述べる岩本・北星学園大学教授

その後、参加者は、大通公園から札幌駅前通りの中心街を「戦争法反対!」「憲法守れ!」などと、シュプレヒコールを上げながら、札幌の中心街をデモ行進しました。

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