3.29総がかり行動を実施しました
掲載日:2016.03.29
戦争をさせない北海道委員会は、3月29日18時から札幌市大通西3丁目広場にて「戦争をさせない北海道委員会」総がかり行動を実施しました。
戦争法が施行された日ということもあり、800人が参加。戦争法の廃止に向け、粘り強く行動を続けていくと決意を固めあった。
主催者挨拶で、北海道平和運動フォーラムの山木代表は、「本日、0時に、安保関連法が施行された。かけつけ警護等、実際の行動は秋以降と報道されているが、戦争しない、巻き込まれないために、私たちの運動を更に強化しなくてはならないと決意を固くした」と訴えました。
次に、北海道憲法共同センター代表の太田美樹さんが、「医療現場では、本来医師が行う医療行為を看護師に代行させる、特定医行為というものがあるが、全国の自衛隊基地の自衛隊病院の中で戦地に行った看護師が傷ついた兵士の手や足を切断するということまで準備するという研究が行われている。国民に隠れたところで戦争への準備が着々と進められている」と指摘しました。
次に、室蘭工業大学大学院准教授の清末愛砂さんが、「日本各地で結集し、民衆は戦争法を認めないという声をあげている。基本的人権や平和的生存権を守る憲法をないがしろにし、戦時体制を押し付けるのであれば、徹底抵抗する。私たちは軍国主義政策により犠牲者が出ることを断じて許さない。生命は何よりも尊い。戦争法は尊い生命を奪うもの。私たちは圧倒的な結集力、団結力で、戦争法廃止に向け行動する」と力説しました。
最後に、小樽商大名誉教授の結城洋一郎さんが、「選挙が近づくや、一時的な人気取りの為、老人や若者に税金をばらまく。何という国民に対する愚弄か。このような政治家たちに国政を預けることは止めねば。彼らの手により、おぞましい戦争と、救いのない格差社会へと突き落とされる。誰もが安全して暮らせる社会に作り直すため、5区補選は必ず勝利し、北海道から日本の新たな一歩を築いていこう」と訴えました。
その後、参加者は、大通公園から札幌駅前通りの中心街を「戦争法の施行反対!」「行使容認は絶対反対!」「独裁政治は今すぐ止めろ」などと、シュプレヒコールを上げながら、デモ行進を行いました。