「教科書は改憲の道具ではない!」歴史認識を考える全道集会を開催


掲載日:2015.06.18

「教科書と歴史認識を考える全道集会」が6月11日18時より自治労会館で開催。300名の市民が参加しました。

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主催者を代表し道フォーラム藤盛代表は、「憲法学者の違憲判断に聞く耳をもたない自民党執行部を批判する村上誠一郎議員のように、自民党の中でも、私たちと同じ思いの人がいる。マスコミも注目し、報道も上っている。また現在取り組みを行っている戦争をさせない全国署名も街頭での反応が上向いている。今日の講演での話をしっかりと共有し、あらためて今の安倍政権を追い込んでいくことを確認したい」とあいさつしました。

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集会では「『つくる会』系教科書に歴史修正主義の本性を見る」と題して、琉球大学名誉教授高島伸欣さんをお招きして講演会を開催しました。高嶋さんからは「高校教員時代、現代社会の執筆にあたったが、文科省より戦争・軍事・メディア操作に関する項目について文科省より削除を命じられた。しかし違憲、違法な検定意見で執筆を断念させられたことから、裁判を起こした」と教科書裁判の経過について説明がありました。また現在、天皇を美化し、安倍政権の意向に沿い、事実をねじ曲げた巧妙な教科書を発行する出版会社が横行している問題について指摘。「教科書は改憲の道具ではない。歴史を歪曲するような安倍政権に、くじけずにたたかう必要がある」と呼びかけました。

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また教科書検定に対して、北教組本部木下書記長より教科書展示会への参加を呼びかけるとともに、安倍政権が押しつける教育政策がいかに間違いであるか、みなさんと考えを共有し取り組んでいきたい」と提起がありました。

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最後に集会アピールを北教祖本部西田養護教員部長より提案し、教科書と公平・公正・透明性を確保した採択を求め、教育の自由を守り、子どもたちの学習権を保障していくとりくみを前進させることを参加者全員で確認し、集会を終了しました。

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教科書展示会は6月19日より全国一斉開催されます。

北海道各地での展示会の開催期間につきましては北海道教育委員会作成のPDFファイルをご覧ください。

平成27年度教科書展示会開催計画一覧

 

※参考 冊子「開かれた教科書採択を」(発行:教科書問題を考える会)より

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