報告 福島原発事故を受け、安全対策と泊原発3号機の「プルサーマル計画」撤回の申し入れ
掲載日:2011.03.23
「脱原発・クリーンエネルギー」市民の会(山田剛共同代表)は3月22日、北海道電力に対して「福島原発事故を受けた安全対策の再構築と泊原発3号機『プルサーマル計画 』の撤回を求める申し入れ」を行いました。
「申し入れ」では、今回の事故を受け、多くの道民が安全対策に「不安を感じる」「見直すべき」としていることから、泊原発においても「あらゆる事態を想定し、早急に安全対策を講じるよう」求めました。
また、福島原発3号機(昨年10月からプルサーマル発電の営業運転開始)の水素爆発が1号機の爆発を大きく上回ったことから、危険性の高いMOX燃料との因果関係を指摘したうえで、青森県大間原発や山口県上関原発など原発建設の中断が相次いだこと、地元市長が浜岡原発(静岡県)のプルサーマル発電を拒否する意向を示していることなどをあげ、少なくとも北電が泊原発3号機において2012年にプルサーマル発電をめざしていることに対して、撤回・凍結を求めました。
「市民の会」は今後、事故の推移や北電の対応等を見極め、改めて「申し入れ」を行う予定。