報告 北海道知事へ、福島原発事故を受けた「原子力防災計画」の早期見直しと泊原発3号機「プルサーマル計画」の撤回を求める申し入れ


掲載日:2011.03.25


北海道平和運動フォーラムは3月25日、北海道知事に対して、福島原発事故を受け、「原子力防災計画」の早期見直しと泊原発3号機「プルサーマル計画」の撤回を申し入れました。

道の「防災計画」は泊原発から半径10キロ圏内の4町村(泊村・共和町・岩内町・神恵内村)を対象とし、泊原発もマグニチュード8.2、津波の高さ8.2メートルを「想定」したものに過ぎないことから、早期見直しを求めました。
また、福島原発3号機(プルサーマル使用)の原子炉が損傷している可能性があることを指摘し、道が泊原発3号機のプルサーマル計画に対して、2009年3月に出した「事前了解」について、前提である「安全性の確保」が困難であることから撤回もしくは凍結を求めました。

これに対して道側は、「防災計画については、国や専門家の検証作業結果を踏まえて、見直さなければならない」「(福島原発3号機について)現時点でMOX燃料が起因しているかは定かではないが、今後の検証作業を十分注視しとりくんでいく」と回答しました。

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