報告 函館で学習会「福島原発震災と大間原発」を開催
掲載日:2011.05.26
道南地域平和運動フォーラム(函館・渡島・檜山、相澤弘司代表)は、5月21日(土)、原子力資料情報室共同代表の「西尾 漠」さんを招き学習会を開催しました。フォーラムの会員や市民が約200名が参加しました。
講演で西尾さんは、福島第一原発の事故について「収束していないことが一番の問題。放射能汚染が震災の被害を拡大させた。函館でも量は少ないが当然、放射能が飛んできていると思う」と述べ、大間原発については、世界初のフルMOX型であるとしたうえで、「事故が起きた場合の影響は福島よりもはるかに大きくなり、危険な原子炉である」と指摘しました。また、全国で津波対策として15㍍の防潮壁を設置することに対して「全国一律では形だけの対策である。大間原発は津波よりも地震対策の方が重要であり、今なら建設も止められる」と述べました。
最後に「原子力を止めることは再生可能なエネルギーに舵を取る好機であり、そのためには世論の力が必要」と参加者に訴えました。