報告 江別市で石狩フォーラムが「平和学習会」を開催
掲載日:2011.09.21
9月10日、江別市江別市民会館において、平和学習会を開催し一般の参加者も来場して35名が参加しました。
挨拶で、布施平和運動フォーラム石狩地域協議会代表幹事は「子供たちも親も、目に見えない放射能におびえながら生活している。また小中学生は1万4千人が転校を余儀なくされている。この間、国や電力会社が進めてきた原子力政策について、その問題点について注視しながら監視していかなければならない。」とあいさつし、原発の危険性を排除し、2度とこのような被害を出さないためにも、「核と人類の共存はありえない」という観点から運動を展開していかなければいけないと訴えました。
今回の学習会は、福島第1原発事故直後に広瀬隆さんが緊急講演をおこなった内容を収めたDVDを上映しました。広瀬さんは、事故当時の原発の状況解説や、すでに半年が経過しているにも関わらず、現在も多くの問題が残されており、政府やマスコミの情報の出し方の問題や、肯定派学者の偏った考え方を指摘し、なによりも被害者である「子どもたちを絶対に救わなければならない」と強く訴えていました。
学校現場で働く参加者から、「これまで、画面の向こう側のこととしか受け止めてこなかったし、学校でも子供たちと考える場面はあったが、心底そこに住む人の立場にはなっていなかったということを感じさせられた。自分の学校で夏休み中に現地の子どもたちと交流する機会があったが、日常生活のなかで、なかなか意識して考えることがなかった。まずはこういう事実を知ることが大事と思ったので、今後も意識していきたい。」と感想が述べられました。