原発事故から13年 フクシマを忘れない! さようなら原発北海道集会のご案内


掲載日:2024.02.06

福島第一原発事故から13年が経過しようとしていますが、避難生活は長期化し、原子力緊急事態宣言はいまだ解除されていません。燃料デブリの取り出しも困難を極めるなか、廃炉の先行きも見通せない状態が続いています。燃料デブリに含まれる放射性物質は冷却水や雨水・地下水に触れ、高濃度の放射性物質を含む汚染水を発生させています。この汚染水を「多核種除去設備(ALPS)」で浄化処理していますが、放射性物質すべてを取り除いているわけではありません。
政府・東電は、2023年8月24日、漁民や県民など多くの反対があるにもかかわらず「ALPS処理水」の海洋放出を強行しました。福島第一原発は2051年までに廃炉作業の完了をめざすとしていますが、その間、燃料デブリを水で冷却していく限り、汚染水は発生し続けることになります。
また、能登半島地震によって志賀原発のトラブルが相次いでいます。建設中止となった珠洲原発も震源地に近く、これらの原発が稼働し放射能災害も加われば、近隣住民の避難は困難を極めたことは明らかです。
こうしたなか、被害を長期化させている福島原発事故を忘れず、ALPS処理水の問題点や能登半島地震が明らかにした避難計画の脆弱性や原発の危険性を学習します。ぜひご参加ください。

■日時/2024年11日(月)18:00~20:00(開場17:30)
■会場/北海道自治労会館 5階 大ホール(札幌市北区北6条西7丁目)
■主催/「さよなら原発1000万人アクション北海道」実行委員会(事務局:北海道平和運動フォーラム)
■講演/原発は動かしてはならない-能登半島地震と福島第一原発廃炉-
■講師/原子力資料情報室事務局長 松久保 肇 さん