報告 「憲法を私たちの手に!5・3北海道集会」を開催


掲載日:2008.05.03


5月3日午前10時から札幌市内自治労会館で17団体の実行委員会主催(事務局は北海道平和運動フォーラム)で「憲法を私たちの手に!5・3北海道集会」を開催しました。約300名の参加。

集会では主催団体を代表して北海道平和運動フォーラム住友肇代表が「憲法をなし崩し的にする動きがある。憲法を変える変えないは、私たち主権者が決めること。憲法が今、権力によって奪われようとしているこの時期に、もう一度、憲法を私たちの手に取り戻そう。私たちひとりひとりが日常生活の中で憲法の担い手であることを自覚しながら生活し、同時に政治を変えていくことが改憲を許さないことになる。」と挨拶しました。

また、上田文雄札幌市長が「平和は壊れやすいもの。武力では解決しない。戦争が始まればどんな理不尽なことも正当化される、これが戦争だ。日本が武力によらずもめ事を解決しようという姿勢を持ち続けることの大事さと、平和であることの大切さ、平和を脅かすものに嗅覚をいつも鋭くしておこう。」挨拶しました。

続いてのパネルディスカッションでは、北海道平和運動フォーラム代表の江本秀春さんがコーディネーター、北星学園大学教授の岩本一郎さん、札幌学院大学教授の坪井主税さん、旭川9条の会事務局長・道北フォーラム代表委員の藤田孝一さんをパネリストにむかえ、憲法を守るためにどのような視点から運動に取り組めばよいか等を討論し、参加者が耳を傾けました。

岩本さんは「憲法をいかすために、憲法の目で社会の問題を見る力を持つこと。また色々な形で憲法を使うことが憲法をいかすことになる。」、坪井さんは秋の臨時国会で論議されようとしている「恒久法」について話し、「実質的に戦争のできる国にしようとしている。」、藤田さんは、「国民や政府に対し戦争反対の意思表示と平和は大事だと訴えていくことが憲法をいかすことになる。」と話しました。
最後に、憲法が私たちの日常生活と深く関わるものであることを再認識し、憲法改悪反対、憲法を生かす幅広い運動を前進させることを誓う集会アピールを採択し、終了しました。

また、12時15分からは札幌西武前で街頭宣伝行動と、道行く市民の方々へのチラシ配布を行いました。