「原発のない、基地のない平和な社会を!」


掲載日:2012.01.01

新年あけましておめでとうございます。
昨年は、脱原発を願い1万2千人が結集した「さようなら原発北海道1万人集会」をはじめ、「護憲、反戦・平和、脱原発」を掲げるフォーラム運動へのご理解・ご協力に対してあらためて感謝申し上げます。

さて、良い方向への変化の“期待”を持って新年を迎えたいものと思っておりましたが、昨年暮れの総選挙の結果は、「核も戦争もない平和な、そして人権が尊重され環境保護の確立された21世紀を創る」ことを目的とする、北海道平和運動フォーラムにとっては、大変厳しいものであり、より一層気を引き締めて行かなければならないと考えます。
「3.11」福島原発事故の原因究明はされておらず、未だその被害の収束目処も立っていません。その構造的差別が故に、普天間で翻弄され、命を脅かすオスプレイが飛び、米兵の犯罪に苦しめられる沖縄の現実。そうして今、憲法改悪が現実のものとなっています。
平和を願うだけで、平和な社会は続くでしょうか。平和が何によって保たれるのか知ろうとせずに、競争社会の列車に乗ってしまいました。そうして、教育基本法改悪、有事法制というレールがすでに敷かれてしまいました。今、平和憲法が突き崩されようとしています。私たちは「敷かれたレール」をはがし、「子どもたちを再び戦場へおくらない」と立ち上がらなければなりません。
2013年は、「原発ゼロ社会の実現」の後退を許さず、オスプレイの配備撤回など米軍基地の撤去を求めるとともに、憲法改悪を許さない運動を力強く前進させる1年にしようではありませんか。ともにがんばりましょう。

北海道平和運動フォーラム 代表 中村 誠吾