報告 浜大樹で「揚陸訓練」反対を訴え全道抗議集会を開催


掲載日:2012.07.12

北海道平和運動フォーラムは平和運動フォーラム十勝ブロック協議会と大樹地区共闘会議と三者による主催で、7月8日(日)早朝8時から12時過ぎまで、十勝管内大樹町浜大樹で「反安保、自衛隊の『海外派兵』・協同転地演習反対!『浜大樹揚陸訓練』反対!7.8全道抗議集会」を開催しました。

浜大樹での「揚陸訓練」は1997年に開始されて以来、35年を迎え今回が30回目の軍事演習となります。陸自東北方面隊第6師団と海上自衛隊が、大樹沖に停泊した海自輸送艦「くにさき(8900t)」から、ホーバークラフト型LCAC2艇が海岸に上陸し、複数回に分けて隊員と戦車2両、装甲車などの車両約5台運ぶ揚陸訓練を行いました。
中村誠吾・道平和フォーラム代表は主催者挨拶で「日米安保の下、自衛隊までが国外に出て行く。領土・領海外で行動する存在になっている。決して他国の侵略を防ぐための抑止力ではない。専守防衛を逸脱していることは明らかだ。沖縄の言葉『軍隊は決して市民を守らない』 をもう一度しっかりと噛みしめて、戦争政策に反対する闘いを強化しよう」と訴えました。
午前10時から強行された「揚陸訓練」に対して、参加者は断続的に揚陸訓練の中止を求めシュプレヒコールをあげました。最後に、「一層強化される軍事演習に強く抗議し、自衛隊の『海外派兵』『集団的自衛権』を許さず、平和憲法への改悪へ直結する『戦争政策』に反対する闘いを強化していく」との集会決議を採択して終了しました。