第39回紀元節復活反対2.11道民集会を開催
掲載日:2016.02.11
靖国神社国営化阻止道民連絡会議は、2月11日にホテルガーデンパレス札幌にて第39回紀元節復活反対2.11道民集会を開催し、400人が参加した。
講演で上田文雄弁護士は、「私が市長の時に、新年互礼会で国歌斉唱を止めた。私が恐れているのは、国や自治体など公権力が、一つの価値観を人に強要する社会。人の精神的自由に公権力が介入する社会だ。また、人間というものは判断を誤ることがある。しかし、間違いをできるだけ少なくし、また間違った時に、これを正す力を備えているのが人間だ。その過程が発展の契機であるということも思っている。しかし、これを失わせるのが人々の精神的自由が奪われた時だ。正しいと思ったことを発言できず、疑問に思ったことも発言することができないとすると、人は精神的自由を失い、批判能力を失い、そこに危ない社会が出現する。私は、まさに今の安倍政権は、危ない社会を作っていると感じる。日本は戦後70年、戦争で人を殺したり殺されたりしたことはなかった。それは、この憲法があってこそ。戦争法の廃止へ向けて行動し、憲法をわたしたちの手に取り戻そう」と訴えた。
講演後、昨年の9月に成立した安保関連法は違憲・無効であるとし、戦争法を廃止にするために全力をあげるとした集会宣言を採択し終了した。