報告 米艦船の苫小牧入港の中止を求める!
掲載日:2014.01.15
北海道平和運動フォーラムは、米海軍第7艦隊イージス艦「カーティス・ウィルバー」および「ジョン・S・マッケイン」が2月4日(火)から10日(月)まで、苫小牧港に入港することが明らかになったことから、14日には苫小牧市長に、15日には北海道知事に対して、米艦船の苫小牧入港に反対するよう、それぞれ申し入れを行いました。
苫小牧副市長は、「岸壁の使用にバース会議の判断や外務省・在札幌米国総領事館に対する核兵器搭載の有無の確認を踏まえ、20日までに入港の可否を判断する」としています。また、北海道危機対策局は、「港湾管理者である苫小牧市長が、安全性や港湾作業への影響、核搭載の有無などを確認し判断するものと承知しているが、地元の意向が最大限尊重されるべきと考える。道としても、外務省に核搭載の有無については照会する」としています。
苫小牧港へは、2011年のミサイル駆逐艦「グリッド・レイ」、2012年の揚陸指揮艦「ブルーリッジ」および掃海艇「パトリオット」の米艦船が入港しました。そして、昨年は米軍の都合で入港中止となりましたが、高速輸送艦「ウエストパックエクスプレス」が入港しようとしました。
苫小牧市は「非核平和都市宣言」を制定しています。このような度重なる米艦船の入港は、苫小牧港の軍事的利用を常態化させるものであり、断じて許されるものではありません。