映画「遺言」に400名が参加


掲載日:2015.03.09

「原発事故から4年 フクシマを忘れないさようなら原発北海道集会」が自治労会館で開催され、約400人の市民の方が参加しました。集会では福島第一原発事故の影響で過酷な生活を強いられている飯館村の人々の生活を克明に記録した3時間45分に及ぶドキュメンタリー映画「遺言−原発さえなければ」の上映を行いました。
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上映にあたり、呼びかけ人である北海道大学名誉教授の小野有五さんより「福島第1原発事故による、汚染水、大気中への放射能汚染は4年経ってもまだ収束しておらず、このような原発事故は世界でも例がない。しかし東京電力と政府は汚染水はコントロールされていると言い続けてきたが、最近の報道で外海への流出が明らかになり、事実を隠している。さらに活断層の影響があるにもかかわらず、学会関係者の一部は、活断層についてまともに議論しない傾向が強く、規制する側が、規制される側の虜になっていることも事実である。なによりも福島にいる人が被害者であることを忘れてはならない。このような事実をしっかりと受け止め、私たちは声を上げなければならない。」と挨拶しました。
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上映終了後、現在の飯館村の近況について豊田直巳監督より「飯館村の除染作業は村の人口6000人を上回る7000人の作業員を投入して行われている。さらに除染済みの家屋については解体し、減量焼却する予定である。矛盾した対応とも言えるこうした一連の流れは国策として行われている。まったく村民の気持ちを無視している。」と国の対応について指摘するとともに、今後もひとりでも多くの人がこの映画を観て、福島の現状を理解してほしいと強く訴え集会を終了しました。

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