報告 映画『東京原発』上映会
掲載日:2004.10.29
報告
8月9日に発生した関西電力美浜原発事故は、死者5人と多数の重軽傷者を発生させ、日本の原子力史上最大のものとなりました。またしても原発が運転される以上、大事故の発生を防ぐことはできないという事実が証明されたといえます。
世界的にも原発の「安全性」は崩壊しています。脱原発は間違いなく世界の流れになりました。しかし、日本では、原子力・プルトニウム利用政策が強引に進められてきました。その政策も「事故隠し」「資料隠し」でも明らかなように実態は破綻寸前です。このような原子力路線への疑問、批判はいま、政府・与党内部にも拡大しています。
今年各地で上映された映画「東京原発」は、もっとも電力を消費していながら、それを生み出す原子力発電所などの負の部分は地方に押し付けている東京に原発を持ってくることによって、様々な矛盾が一挙に激化する現実をコミカルに描いています。日本中で大反響を呼び起こしました。
このたび、平和運動フォーラムが事務局となっている「脱・原発クリーンエネルギー」市民の会が主催し、この映画を自主上映しました。上映会には約140名が参加しました。
と き:2004年10月28日(木)18:00~開場、18:30~上映
ところ:アーバンホール(札幌市中央区南3条西4丁目 TEL:221-2537)
主 催:「脱原発・クリーンエネルギー」市民の会
事務局:北海道平和運動フォーラム