報告 「原発震災問題を考える全道集会」を開催


掲載日:2007.11.07

11月7日、共和町「町民センター」で、「原発震災問題を考える全道集会」を開催しました。主催は北海道平和運動フォーラム・後志平和運動フォーラム及び後志連絡会。この集会は毎年、「反原発後志集会」として開催しているものですが、今年は「全道集会」と位置づけて開催しました。後志地区を中心に約300人が参加。

冒頭、主催者を代表して住友・道フォーラム代表は「道フォーラムは11月期を『脱原発月間』として、この集会を皮切りに3つの大きな集会を予定している。当面の課題として、①耐震問題、②再処理問題、③最終処分場問題がある。私たちは、こうしたあらゆる課題に全力で取り組み、全国に運動を発信していきたい」とあいさつ。続いて登壇した、岩内原発問題研究会代表の斉藤武一さんは、「泊3号機・連続放火事件のなぞに迫る」と題して、放火事件の経緯・その背景など、泊原発3号機をめぐる情勢を報告しました。

その後、原発反対刈羽村を守る会・武本和幸さんが「地震火山列島の原発問題を考える」をテーマに講演。武本さんは、新潟県・中越沖地震発生当日からの生々しい現場写真を示しながら、「今回の地震は、原発狙い撃ちとも言えるものである」と口火を切り、「今回の地震は中地震と言われるもので、かなり頻繁に起こりうる地震である」「しかし、最大160センチも沈下した」「すべての原発建設が許可されているが、その背景には、データのごまかしがあると思われる」「従来は地元での反対意見は20%程度であったが、今や75%に達している」など指摘しつつ、火山列島・地震大国=日本での原発設置が如何に危険かを力強く訴えるとともに「その危険性を訴え続けることが私の任務である」と結びました。