報告 泊原発3号機の試運転、プルサーマル計画反対、三越前街宣行動
掲載日:2009.01.30
北海道平和運動フォーラム、「脱原発・クリーンエネルギー」市民の会は、泊3号機が試運転を開始したことに対する抗議とプルサーマル計画の是非が大詰めをむかえていることから、高橋知事に対して、同意しないことを求めることを広く道民に訴えるため、1月30日(金)、昼の1時間、札幌三越前で街宣行動を実施しました。
泊3号機は、今年の12月の営業運転に向け1月25日に試運転を開始しました。泊3号機の増設は、①少子・高齢化社会・省エネの流れの中で、電力需要の伸びは望めなく、無駄な電力を作り出すことにつながること、②北海道の総発電力に占める原発の割合は、泊3号機の営業運転により40%にも達し、事故が発生した際のエネルギー供給に重大な影響を与えること、③地震大国・日本での更なる原発の増設は大事故の可能性を増大させることなど、北海道に暮らす私たちに多大な影響を与えます。
プルサーマル計画は、①使用済MOX燃料を地元に押しつけること、②事故時の被害を拡大させることなど多くの問題や疑念が挙げられています。60億の交付金に目が眩み、国策であることを口実に同意することは断じて認められません。
街宣では、市民ネットワーク北海道の佐藤のり子さん、坂ひろみさん、I女性会議の山口たかさん、白倉凡子さんなどがマイクを握り、「知事としてプルサーマル計画に同意しないこと」「プルサーマル計画の検討する際、道民に対する説明、道民の意見を聞く機会を持つこと」「有識者検討会議は、推進派ばかりの結論ありきの会議であり、安全は確保されるとする『最終報告』は認められないこと」などを訴えました。
なお、街宣行動は、プルサーマル計画に対する知事判断が出されるまで毎週金曜日に行います。