高校授業料無償化は、当時民主党政権だった2010年4月から導入され、外国人学校も含め朝鮮学校も対象となっていました。しかし、その後の自民党政権によって、朝鮮学校を除外するために適用条項を削除し、朝鮮学校は対象から除外されることになりました。当時の文科相は、拉致問題に進展がないことなどを除外の理由に挙げましたが、政治や外交の観点から適用の是非を判断するのは条理が通っていません。また、国連「子どもの権利委員会」は、2019年に朝鮮学校を無償教育から除外した措置を「不当な差別」と規定し、適用基準の見直しを求める勧告を出していますが、日本政府は差別にあたるとは認めていません。
こうした中、高校授業料無償化を手がけた元文科省事務次官の前川さんを招聘し、無償化法の経緯や今後の課題について学習する講演会を開催します。

■日時／２０２４年１月１３日（土）１３：３０～１５：３０（開場１３：００）
■会場／かでる２・７　４階　大会議室（札幌市中央区北２条西７丁目）
■内容／講演「高校授業料無償化制度ができた経緯と私たちの課題
　　　　～なぜ朝鮮学校の高級部生のみが除外されたのか～
　　　　講師：前川　喜平　さん（元文科省事務次官）
■主催／「前川喜平さん講演会」実行委員会（北海道平和運動フォーラム、札幌市教職員組合、日朝連帯道民会議、北海道朝鮮学校を支える会）
■資料代／５００円（当日受付にて申し受けます）