どうする?原発のごみ全国交流集会のご案内
掲載日:2023.05.24
27日の分散会会場が決定しましたので追記しました。
各会場には受付(自治労会館 4階 第5会議室)を済ませてから移動をお願いします(直接、分散会会場にお越しいただいても参加できません)。
なお、28日のみの参加の方は共済ホールにお越しください。
岸田政権は、GX基本方針で原発回帰政策にかじを切りました。再稼働、次世代炉の建設、老朽原発の運転延長と並んで打ち出されたのが核燃料サイクルの推進です。なかでも高レベル放射性廃棄物の最終処分について、基本方針の改定によって国主導での自治体等への働き掛けを抜本強化し、関心地域への国からの段階的な申入れ等の具体化を進めるとしています。
高レベル放射性廃棄物の最終処分場の立地選定では、その第1段階の文献調査が寿都町と神恵内村で行われてきました。今年中にも予想される報告書のとりまとめ後に、知事の反対意見で次に進めなくなると、最終処分対策が白紙に戻ると国は焦っているのです。それまでに他の候補地で調査を開始しようと狙っています。
一時的な交付金目当てで手を挙げたとみられる寿都町では、地域の分断が進みました。
寿都町、神恵内村が第2段階の調査を断り平穏な暮らしを取り戻すために、他地域が調査を受け入れることのないように、私たちはどのように取り組んでいけばよいのか、考えなければなりません。また、地震大国日本で高レベル放射性廃棄物を地層処分することを前提とした現在の「最終処分法」に対し、代替案を打ち出して政策転換を迫りたいと思います。これまでの経験を共有し、全国の叡智を結集して大いに議論しましよう!
■日時/2023年5月27日(土)13:30~28日(日)12:00
■会場/北海道自治労会館(27日)、かでる2・7(27日)、共済ホール(28日)
■受付/北海道自治労会館 4階 第5会議室(札幌市北区北6条西7丁目)
■参加費/1,000円(当日受付にて申し受けます)
■主催団体/原水爆禁止日本国民会議・北海道平和運動フォ-ラム・原子力資料情報室
■申込方法/当日参加も可能ですが、チラシ裏面の「参加申込書」に必要事項を記入のうえ、5月20日(土)までにお申込ください。
■賛同金/本集会は、集会の趣旨に賛同いただける団体・個人の賛同金をもって運営しますので、ご協力いただける場合は下記要領にてお振込願います。
◇団体一口3,000円/個人一口1,000円(複数口のご賛同を歓迎します)
◇郵便振替用紙に下記事項をご記入の上、5月20日(土)までにお振込ください。
口座番号 00100-8-663541 加入者名 フォーラム平和・人権・環境 通信欄 原発のごみ全国交流集会賛同金 |
◇ご賛同いただいた団体・個人名は、資料に掲載させていただきます。なお、匿名希望の方はその旨を振替用紙に記載してください。
■内容
<5月27日(土)> |
12:00~13:15 受付(北海道自治労会館 4階 第5会議室) |
受付後、分散会会場(自治労会館、または、かでる2・7)をご案内いたします。「かでる2・7」への移動は、受付会場から徒歩で約15分かかりますので、時間に余裕をもってお越し願います。 |
13:30~14:30 開会(北海道自治労会館、かでる2・7) |
①主催者挨拶 原水爆禁止日本国民会議 ②地元挨拶 北海道平和運動フォーラム 代表 山﨑俊一 ③基調報告 はんげんぱつ新聞編集長 末田一秀 ※各会場をオンラインでつないで開催します。 |
14:30~17:00 分散会 |
分散会① 文献調査の次に進ませないために(かでる2・7 820研修室) |
内 容:寿都と神恵内への連帯、次段階への進行阻止 登壇者:大串伸吾さん(子どもたちに核のゴミのない寿都を!町民の会)、土門昌幸さん(神恵内村議会議員)、明日香壽川さん(東北大学教授)、藤原遥さん(福島大学准教授) 進 行:原子力資料情報室 高野 聡 |
分散会② 新たな候補地探しを許さない(かでる2・7 1060会議室) |
内 容:他地域での文献調査応募阻止、拒否条例などの取り組み、運動論 登壇者:永田康平さん(長崎県平和運動センター)、東道さん(核廃棄物施設誘致に反対する道北連絡協議会代表)、井上敦子さん(泊原発を再稼働させない・核ゴミを持ち込ませない北海道連絡会事務局長)、岩間滋さん(豊かな三陸の海を守る会共同代表)、伊藤和子さん(核のゴミから未来を守る青森県民の会)、赤井藤子さん(放射能のゴミはいらない!県条例を求める会) 進 行:原子力資料情報室共同代表 西尾 漠 |
分散会③ 高レベル処分法の抜本的見直しを(かでる2・7 520研修室) |
内 容:最終処分政策の在り方論、抜本的見直し提言 登壇者:山本行雄さん(弁護士)、寿楽浩太さん(東京電機大学教授)、岡村りらさん(専修大学教授) 進 行:はんげんぱつ新聞編集長 末田一秀 |
分散会④ 一から知ろう 核ごみ処分の問題点(自治労会館 4階 ホール) |
内 容:高レベル核廃棄物処分問題の入門 登壇者:伴 英幸(原子力資料情報室)によるスライド解説とトーク |
<5月28日(日)> |
09:00~09:30 開場(共済ホール) |
28日のみ参加される方は共済ホールにて参加費をお支払願います。 |
09:30~10:00 全体集会(共済ホール) |
①分散会報告 原子力資料情報室 高野 聡 ②分散会報告 原子力資料情報室共同代表 西尾 漠 ③分散会報告 はんげんぱつ新聞編集長 末田一秀 ④分散会報告 原子力資料情報室共同代表 伴 英幸 ⑤特別報告 福島県平和フォーラム代表 角田 政志 さん |
10:00~11:45 パネルディスカッション(共済ホール) |
テーマ「我々の世代の責任とは/処分地選定加速化に抗して」 登壇者:青木美希さん(ジャーナリスト)、岡村りらさん(専修大学教授)、寺本剛さん(中央大学教授)、長谷川公一さん(東北大学名誉教授) 進 行:原子力資料情報室共同代表 伴 英幸 |
11:45~12:00 提言提案、集会決議、まとめ等(共済ホール) |
■関連企画
29日(月)に寿都町へのオプショナルツアーを実施します。参加を希望される方は「参加申込書」に必要事項を記入のうえ、5月20日(土)までにお申込願います。
◇コース(集合場所は後日お知らせします。)
7:45集合~8:00札幌発~寿都町(現地交流・地層見学)~16:30札幌着(予定)
◇定員/30名まで(先着順)
◇参加費/12,000円(貸切バス代・昼食代・資料代等)