平和への起点としての9・11市民集会
掲載日:2004.09.10
3年前の9月11日、米国で発生した同時多発「テロ」は世界を震撼させました。アメリカは「対テロ戦争」の名のもとにアフガニスタンへの軍事行動を開始、その後、何の大義もない先制攻撃によってイラクで多くの市民を死に追いやっています。イラクでは暫定政権が発足したとはいえ、他国による占領支配が続いており、これに対する抵抗は全土で続いています。
このようなアメリカの動きと歩調を合わせて、日本も大きく変化しました。この1年間、一連の「有事法制」が国会で成立し、「イラク特措法」による陸海空自衛隊の戦場への派兵と「多国籍軍」への参加など、日米同盟のもと戦争国家への道を走りつづけています。また一方では与野党を含めて前文、9条を中心に憲法改定への流れが加速しています。
このような現状を踏まえ、9・11以後の世界のありようをしっかりと認識し、市民がどう行動すべきかを共に考えようと、市民・組合員約300名が参加し開催されました。
なお午後からは、市民など約400名の参加によるピースウォークも行われました。
名 称:平和への起点としての9・11市民集会
-同時多発「テロ」から3年。いまこそ断ち切ろう、戦争への道!!-
日 時:2004年9月11日(土)10:00~正午
会 場:KKR札幌5F「丹頂の間」(札幌市中央区北4条西5丁目 TEL:011-231-6711)
主 催:9・11市民集会実行委員会
内 容:講演1 「日本の軍事化と言論統制」
講師 田島泰彦さん(上智大学文学部新聞学科教授)
講演2 「このごろ考えること-9・11以後の世界と日本」
講師 小田 実さん(作家)