報告 「オスプレイの配備撤回を」3千人怒りの抗議! 


掲載日:2012.12.28

12月23日(日)、米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの沖縄配備や米兵による相次ぐ凶悪事件に抗議する「オスプレイ配備撤回!米兵による凶悪事件糾弾!怒りの御万人(うまんちゅ)大行動」が普天間基地のある宜野湾市で開催され、全国から約3千人、北海道からも13名が参加しました。

宜野湾海浜公園で開催された集会では、主催者を代表し「崎山嗣幸」沖縄平和運動センター議長が「この沖縄からオスプレイ反対の声を上げ県民の総意をつくり上げてきたのはまぎれもなく私たちの運動の成果であることが確信できる。これを契機にさらに運動を強固にし広げていき、来年も配備されるであろうオスプレイを断固阻止し、諸悪の根源である米軍基地を撤去させるまで頑張ろう」と訴えました。
また、「日米両政府に蹂躙され続ける沖縄の怒りを発信しオスプレイの配備反対の決意と米兵の凶悪事件を許さない怒りを表明し、したたかでしなやかな大衆運動をつくり日米両政府と米軍当局に対峙し続けていく決意を表明する」との集会アピールを確認しました。
集会の後、音楽を奏でながら練り歩く「サウンドデモ」を行い、オスプレイが配備されている普天間基地大山ゲートまでの約2㌔を行進し、オスプレイの配備撤回や米軍基地の即時閉鎖・撤去を訴えました。

24日(月)は、ヘリパット建設工事がすすむ東村高江を訪問しました。1996年に日米両政府による「沖縄に関する特別行動委員会(SACO)」最終報告には、普天間基地返還とともに、沖縄本島北部にある巨大な北部訓練場(ジャングル戦闘訓練センター)の約半分の返還が含まれています。しかし、返還する部分にあるヘリパット6カ所を、残る部分にオスプレイの運用を前提としたヘリパットを建設しようとしています。新しいヘリパットは、東村の高江という集落を囲むように建設が計画され、まるで高江の住民を標的にして訓練を行うかのようです。
北部訓練場およびその周辺の「やんばるの森」は、多くの固有種、絶滅の恐れがある種を含む生物多様性に富んだ重要な自然環境です。「やんばるの森にヘリパットはいらない」と訴え、高江の住民や沖縄平和運動センターによって、建設阻止の闘いが続いています。