報告 米軍高速輸送艦「ウエストパックエクスプレス」苫小牧入港を許すな!


掲載日:2013.02.08

 北海道平和運動フォーラムと平和運動フォーラム日胆地域協議会は2月7日、苫小牧市に対して、2月21日から北海道大演習場(千歳市、恵庭市)及び東千歳駐屯地で実施される「日米共同訓練」に参加する、沖縄に駐留する米海兵隊や物資を輸送するために苫小牧港に入港する予定の米軍高速輸送船「ウエストパックエクスプレス」の入港を許可しないよう申し入れを行いました。

中村誠吾北海道平和運動フォーラム代表は、「日米共同訓練は、自衛隊と米海兵隊がそれぞれの指揮系統に従い訓練するというが、実態は陸上自衛隊を米軍の一部隊として機能させるための訓練だ。その訓練のために、『非核兵都市宣言』を制定した商業港である苫小牧港に寄港させることは、苫小牧港の軍事的利用を常態化させるものであり認めることはできない」として、港湾管理者である苫小牧市長が毅然と判断するよう求めました。
苫小牧港には昨年2月に、米海軍揚陸指揮艦「ブルーリッジ」と掃海艇「パトリオット」が相次いで寄港しています。今回の「ウエストパックエクスプレス」は、2月13日早朝に苫小牧に入港し、米海兵隊員300人と水陸両用車3台などが上陸し、日米共同訓練が行われる東千歳駐屯地まで陸上自衛隊が輸送するとしています。

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