報告 北海道知事および北海道電力に対する申し入れ
掲載日:2011.05.25
「脱原発・クリーンエネルギー」市民の会は、5月20日(金)に北海道知事および北海道電力に対して、「泊原発の段階的運転停止・計画的廃炉や3号機『プルサーマル計画』の撤回をもとめる申し入れ」を行いました。
福島原発では「メルトダウン(炉心溶融)」が起きたことが判明し、大量の放射性物質が漏えいするなど、依然として収束の目途も経っていないことから行ったもので、3月22日(北電)、25日(道)に続いて2回目。
「申し入れ」では、再生可能な自然エネルギーの推進や節電など省エネをすすめることによって、泊原発の将来的な廃炉をめざし、段階的に運転を停止することや3号機のプルサーマル計画の撤回もしくは凍結を求めました。
さらに、道に対しては、国による福島原発事故の検証を待つまでもなく、道が積極的に防災対策をすすめることや函館市から30㌔圏内にある青森県大間原発の建設中止を国に要請するよう求めました。
北電に対しては、現在行っている緊急安全対策は津波などの影響で電源喪失した場合のものであり、地震など複合災害に対する高度な安全対策を求めるとともに、その間の定期検査中の1号機の運転再開中止を求めました。
また、同日、明らかになった経産省への「MOX燃料製造申請」については、「福島原発3号機はプルサーマル発電を行っており、少なくともMOX燃料の影響を検証するまでは凍結すべきで、スケジュールありきの対応は道民の意識とかけ離れている」と批判し、撤回を求めました。