報告 「10.21国際反戦デー街頭行動」


掲載日:2014.10.23

10月21日(火)18時から、札幌市大通西3丁目において「10.21国際反戦デー街頭行動」行いました。
国際反戦デーとは、1966年10月21日、アメリカの北ベトナムへの「北爆」に抗議し、世界の労働者、反戦団体に対して停戦を呼びかけた日とされ、今年で49回目を迎えました。
主催者挨拶にたった北海道平和運動フォーラムの藤盛敏弘代表は、「平和を願い運動の取り組みからまもなく50年。今日まで平和憲法の下、69年間戦禍を交えることがなかった。しかし安倍政権は7月1日、集団的自衛権行使容認の閣議決定を強行、武器輸出三原則の緩和、特定秘密保護法を強行制定し、戦争する国づくりを進めている。今日、日米合同訓練に参加する米陸軍ヘリ等を搭載した民間コンテナ船「クリッパーマキリ」が白老港に入港した。民間港を基地化する狙いで断じて認められない。また、沖縄では、辺野古に新基地建設を強行に進め、集団的自衛権行使を前提にし日米ガイドラインを見直そうとしている。戦後70年を目の前に、広範な皆さんと連携し、集団的自衛権行使を絶対に許さないうねりをつくりあげることが、今を生きる私たちの責務だ」と訴えました。

連帯挨拶では「平和をつくる自治体議員連盟」事務局長の道下大樹さんと市民ネットワーク北海道の立野憲子さんが行いました。

道下さんは「積極的平和主義という耳触りの良い言葉で国民を騙すかのような安倍政権の暴挙が次々繰り広げられている。戦争経験者、未経験者も同様に戦争はやってはいけないという意見。今日、平和な中で、この集会が出来ることは、これまで運動に取り組んできた諸先輩方に敬意を表するもの。それをしっかり受け継いでいこう」と述べました。

立野さんは「10月27日から日米共同訓練が北海道大演習場で行われることが明らかになった。そして、今日、白老港にクリッパーマキリが入港、7月20日には丘珠でオスプレイの展示飛来があった。道内の空港や港が軍事利用されることが懸念される。この安倍政権の暴挙を止めることが出来るのは次世代に責任を持つ私たち。大事なことは私たち市民が決めるべき。多くの市民の知恵と力を結集し、札幌から平和を発信していこう」話しました。

その後、参加者は札幌市内を「集団的自衛権は認めないぞ」「戦争のない平和な世界をつくろう」とシュプレヒコールを上げながらデモ行進しました。北海道平和運動フォーラム、札幌平和運動フォーラムの主催。約200名が参加。