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私たちはファルージャへの総攻撃に強く抗議し即時中止を求めます。

掲載日:2004.11.10

 ジョージ・W・ブッシュ米国大統領 貴下ファルージャへの総攻撃が開始されました。約2万人もの兵力と航空機や戦車が動員され、抵抗勢力との激しい市街戦のもとで多くの市民が死亡していることが日本でも報道されています。
 私たちは何よりも、無防備な市民が抵抗することも、逃げることもできずに無差別に殺害されている現実から目を背けることができません。強く抗議するとともに即時の中止を求めます。  ファルージャでは4月にも掃討作戦が展開されましたが、その時も700人近い住民が犠牲になったとされています。これは虐殺そのものであり、絶対に容認できません。
 米国は来年1月のイラク国民議会選挙に向けて治安を回復するため、今回の作戦に踏み切ったとされています。しかし、このような混乱をかもし出した原因は貴国の誤ったイラク攻撃と暴力的な占領支配に他なりません。米国上院公聴会におけるパウエル国務長官の「(イラクの大量破壊兵器については)いかなる備蓄も見つかっておらず、この先も発見されることはないだろう」との発言は、この戦争が当初から嘘で塗り固められたものであったことを認めたものです。
 また、国連アナン事務局長は、「イラク戦争は国連憲章に反する違法行為であった」との見解を表明しています。世界の多くの市民も、米国のイラク攻撃は「イラク国民の解放のため」などではなく、イラクの石油利権を奪い取り、中東地域に覇権を確立するための戦争であったと考えています。
すでに、イラクの人々の夥しい血が流されました。最近の国際的な調査では攻撃開始以来、10万人を越える市民が犠牲になったとの報告も出されています。クラスター爆弾など非人道的な大量殺傷兵器が使用され、湾岸戦争に続く劣化ウラン弾の投入は、再び深刻な放射能汚染をひきおこすことは間違いありません。一方、貴国も1,100人を超える若い命を失いました。このような悲惨な戦争は一刻も早く中止されるべきです。
 今回のファルージャへの攻撃は、最悪の場合、イラクの内戦を招来するのではないかとさえ言われています。軍事力によっては何も解決しません。イラクの主権を真に回復し復興させるためには、和解と協力の対話こそ求められます。
 米国は自国の軍と多国籍軍の完全かつ速やかな撤退を基本に置き、「有志連合」の枠組みを超え、国際連合の対話と協調の枠組みのもとに復帰し、問題の根本的な解決に努めるべきです。
 私たちは大統領に対して、重ねて、ファルージャ攻撃を中止し、武器を置き、真のイラクの主権回復と戦後復興に尽くされるよう強く求めるものです。世界中の心ある市民もそのことを願っていることを確信します。

2004年11月10日
北海道平和運動フォーラム
代 表 杉 山 さかえ
代 表 江 本 秀 春
代 表 小 林 雪 夫




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