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泊原発1,2号機の再稼働の中止を求め、いわない集会に1,500名が結集!

掲載日:2012.03.27

 3月24日(土)、「泊原発1,2号機の再稼働を許さない北海道集会INいわない」が、泊原発から10㌔圏内にある岩内町で開催され、全道各地から市民や労働組合員等、約1,500名が参加しました。


集会は、「岩内原発問題研究会」の佐藤英行さんが「今、歴史の岐路に立っている。現在、稼働している原発を止め廃止するのか、止まっている原発の再稼働を許すのか。私たちの手に原発をなくするカードがにぎられている。私たちの力でその歴史をつくろう。すべての原発の停止・廃止に向けてともに闘っていこう」と訴え、始まりました。


続いて、「さようなら原発1000万人アクション北海道」の「呼びかけ人」である、小野有五さん(北海道大学名誉教授)から発言がありました。
 小野さんは、「今では日本海側に大きな地震を起こすプレート境界があることが常識になっており、泊原発の沖合いには大きな活断層が多くあること分かった。泊原発は北海道の一番西の端にあるので事故を起こすと、すべての汚染が北海道全域に広がる。北海道が培ってきた農業や酪農、観光、水産もすべてのものが全滅してしまうだけでなく、日本の食糧供給もだめになる。何よりも生きていくこともできなくなる」と述べ、泊原発が非常に危険な位置にあることを指摘しました。


続いて、作家の大江健三郎さんらが「呼びかけ人」となっている「さようなら原発1000万人アクション」事務局の藤本泰成さん(平和フォーラム・原水禁事務局長)から連帯の挨拶がありました。
 藤本さんは、「政府は、電力会社と一体となって再稼動の道筋をつける”ウソ”の発表をしてきた。ストレステストで安全を評価する”ウソ”、原発事故は収束したという”ウソ“である」と指摘し、核廃棄物の処分問題をまったく解決することなく原発を運転し続けてきたにもかかわらず、放射性物質を含むガレキの受け入れを自治体に求める政府・電力会社の対応を厳しく批判しました。
その上で、「想像力に欠け信念のない、その覚悟もない政治を信じるわけには行かない。泊原発の再稼働を地域と全国の連帯の力で社会を変えるという大きな覚悟で阻止しよう。一人ひとりの命が大切にされる社会を脱原発から創り出していこう」と訴えました。


福島第一原発から15㌔に位置する南相馬市で農業を営んでいた亀田敏英さんからは、「福島県600戸の酪農家が牛乳を搾っては捨てる日々が続いた。どんな思いで捨てざるを得なかったのか」と生産者のはかり知れない無念さを語りました。
また、「今、農家は米を作れるのか、作れないのか悩んでいる。農業と原発は絶対相容れない。厳しい中でも、安心・安全な農産物を作れる福島県を取り戻すために頑張る。復興を成し遂げるためにも、原子力発電所をこの日本、世界からなくしていかなければならない。原発ゼロの日本をつくるまで福島まで頑張る」と福島の復興と原発廃炉に向けた決意を述べました。


続いて、地元後志からは「岩内原発問題研究会」の斉藤武一代表と、「みんなの未来を考える会まっかり」の佐川亜紀子さんから報告がありました。
 斉藤さんは、自作の紙芝居を使って、「当初立地予定の共和町でウラン燃料を運ぶ専用道路建設を阻止したこと」や「泊村の地層45度傾斜している砂岩・泥岩に強引に立地したこと」など泊原発40年の歴史を分かりやすく説明するとともに、現在、「再稼働」に向けた動きがあると指摘し、本日の集会・デモ行進が「再稼働」を止めるための非常に大きな意義があることを訴えました。


佐川さんは、「3.11」をきっかけに「みんなの未来を考える会まっかり」を立ち上げ、「直ちに健康に影響はない」とする政府・マスコミへの反発が、自らの原発反対運動の根本であるとして、「脱原発と原発推進などさまざまな価値観はあっても、人間の根本的な幸せの価値観は変わらない。対決ではなく理解してつながっていくことによって、幸せな未来がつくられていくのではないか」と話しました。


「子どもからの発言」として、蘭越中学校の下島小麦さんは、「一回、事故が起きてしまうともう取り返しのつかない事態になってしまうということは、福島の事故でわかっているはずです。なぜ、そんなにも大きなリスクを負ってまで、原子力発電を再稼働させようとするのでしょうか。起こってしまった事故は元に戻りませんが、再び原発事故という悲劇を起こさないようにすることは、今からでもできると思います。新たに原発事故で苦しむ人が増えることのないよう、原発の再稼働に反対していきましょう」と訴えました。


最後に、「福島原発事故の原因究明もされず、安全性の確認のないままの『再稼働』を何としても止めよう」との集会アピールを採択しました。その後、岩内町内をデモ行進し、「泊原発1、2号機の再稼働反対!原発に依存しない街をつくろう!子どもたちを放射能から守ろう!」などと訴えました。
 「さようなら原発1000万人アクション北海道」の主催。



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